Tシャツとカットソーの違いを知っておしゃれに差をつけよう
アパレルショップなどでよく耳にするカットソーですが、洋服であることは知っていても具体的にどんな種類を指すのか、Tシャツとは何が違うのかをご存知でしょうか? そこで今回は区別がしにくいTシャツとカットソーの違いについて考察します。違いを知ることでよりファッションについての興味を持ってもらえたら幸いです。
Tシャツとカットソーの違いとは
ファッションに関する用語は時代によって変わることもあれば、メーカーやブランドによって変わることもあります。こちらの店舗ではTシャツとして販売されているものが、こちらの店舗ではカットソーとして販売されているといったことも珍しいことではありません。
カットソーとは、英語のカット(裁断)とソー(縫製)を合わせた言葉が語源であり、意味は文字通り生地を裁断して縫い合わせたものです。つまりカットソーとは、厳密に言えば洋服の製法であり、Tシャツ、ポロシャツ、タンクトップといった洋服の種類ではありません。しかし1970年代後半にアメリカのデザイナー、ノーマ・カマリ氏がTシャツの生地を使ったデザイン性の高いスカートやワンピースを発表し話題となった辺りから、日本でも丸編みの外衣を指す言葉の総称して「カット・アンド・ソウン」などと呼び始め、それがいつしか洋服の種類として認知されるようになっていったようです。
生地を裁断して縫製したものをカットソーと呼ぶのであれば、Tシャツやポロシャツもカットソーと呼ぶことができます。つまりTシャツもカットソーの一部であるということです。同じものがメーカーやブランドによって呼び名が違うのにはそうした理由もあります。そもそもカットソーという言葉が、Tシャツやポロシャツのように形状やデザインを表す言葉ではないため、定義がはっきりとしていないことが、多くの方を混同させてしまう原因のようです。
ニットとは大きく性質が異なるカットソー
Tシャツがカットソーの一部であるという意外な事実を知っていただいたところで、次はニットとカットソーの違いについて検証しましょう。このニットという言葉も曖昧な部分があります。たとえばニットのことをセーターともいいます。ただ、セーターは一般的には厚手で冬に着るものといったイメージがあるのではないでしょうか? これに対してニットはセーターよりも薄手で春や夏でも着られるものといったイメージがあります。しかし厚手、薄手の違いだけで、どちらも基本的にはニットです。
ただしカットソーとニットには明確な違いがあります。それはカットソーは裁断して縫製しているのに対し、ニットは縫うのではなく、編み立てて作られているということです。つまりニットも厳密にはカットソー同様に製法であり、服の種類ではありません。その証拠にニットタイプのTシャツも存在します。
カットソーの着こなしでおしゃれがきまる
Tシャツとカットソー、ニットとカットソーの違いがわかったところで、カットソーのおしゃれな着こなしについてご紹介します。カットソーはニットのように編み立てているわけではないため、基本的にはTシャツやポロシャツ、タンクトップとそれ自体は非常にシンプルです。そこでチノパンなどと合わせることでよりシンプルさを強調する。またスウェットパンツでちょっと着崩してみるなど夏らしいアレンジもおすすめです。
カットソーという普段から使っている言葉ですが、意味をきちんと知ることで洋服全般についての理解も深まることでしょう。まだ違いについてよくわかっていない友人がいたら、「実はTシャツはカットソーの一部なんだよ」とうんちくっぽく教えてあげるなど、ファッションのくわしさをアピールしてみてはいかがでしょうか。
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