オリジナルTシャツの長所を活かした販促の相乗効果

チラシ広告とTシャツの長所を活かした販促方法

どんなにいい新商品や新サービスを打ち出したとしても、認知度が低ければ売上にはつながりづらいため、ビジネスとしては成功しづらいですよね？認知度を広げるためには広告として主流の紙媒体とTシャツを上手く利用して販売促進の相乗効果を狙って行くことが重要になります。競合が多い業種やライバル企業と差別化を狙うためには、どのように紙媒体での宣伝にオリジナルTシャツ活用を絡めていけばいいのでしょうか。

紙媒体と広告Tシャツを上手く活用する

紙媒体とTシャツ活用の長所と短所を整理

テレビCMは非常に広告費が高いため多くの企業は手を出しづらく、インターネット広告も各方面で普及していますが、新聞、雑誌、チラシなどの紙媒体もまだまだ健在だと言えるでしょう。特にターゲット層の年齢が高めの場合は、インターネットよりも紙媒体に広告を打つ場合の方が効果的かもしれません。ただ、当然ながら長所もあれば短所もあるので、まずはどんな特徴があるのかを整理しましょう。紙媒体とTシャツを活用した販促の比較をしてみます。

【紙媒体】
長所

• 詳細を文字でくわしく載せることができる
• 商品写真が鮮明に印刷できるのでイメージを伝えやすい
• 一枚あたりのコストが安い

短所

• 多く枚数を作成しないとコスト高になってしまう
• 興味がなければすぐゴミになってしまう
• 手に取ってもらえないと何の広告だかわからない

【Ｔシャツ】
長所

• パッと見てどこの店かわかるので認知してもらいやすい
• 受け取った後も普段着として使える
• 着用した分だけTシャツを見てもらえる、人目につけば広告効果は上がる

短所

• 紙媒体に比べ、細かな内容は載せづらい
• 1枚あたりのコストが高い
• 写真再現は紙媒体に比べると低い

正確に情報を伝える紙媒体と認知力のあるTシャツのいいとこ取り

上記のようにそれぞれの特徴は一長一短です。ただ、双方で足りない部分、紙媒体の短所である「興味がなければすぐゴミになってしまう」は、Tシャツの長所である「着用した分だけTシャツを見てもらえる、人目につけば広告効果は上がる」でカバーできることが考えられ、あわせて行うことで相乗効果も期待できます。日々の宣伝には紙媒体を、イベントなどではTシャツ活用をなど、シーンに合わせた戦略を練ることが重要になりそうです。
たとえば、店員やマネキンスタッフに店名やPOP的要素のデザインをしたTシャツを着用してもらい、チラシ広告やフライヤーを配ります。そうすることで、まずTシャツでどこのお店が配布して、何をやるのかというのがわかり、配布した広告で詳細を知ってもらうことができます。紙媒体とTシャツのいいところを活かして販売促進を行うことにより、宣伝効果が上がることが期待できます。

販促用のノベルティはユーザーに着てもらえるかがキーに

Tシャツを活用した宣伝において注視したいのが、ノベリティをいかに販促につなげられるかです。たとえば、お店の非売品ノベルティがもらえるというのは、ユーザーにとって非常に魅力的です。非売品でなおかつ限定であれば、そのTシャツの価値は上がるでしょう。そうして付加価値がつけば、ユーザーに着てもらえる可能性もおのずと高まります。従って販促用のノベルティTシャツは、いかにユーザーに着てもらうかに注力する必要があります。そのためには以下のような工夫を施すことがおすすめです。

工夫1：ターゲットを店のユーザーに絞り込んで

販促用のノベルティTシャツは、街頭のティッシュ配りのように道行く人にプレゼント！というわけにはいきませんよね。コスト的にも、効率的にも得策ではありません。ノベルティとして配布する場合は、お店に興味がある、またはファンの方に向けて行うことで効果が得られると言えます。好んで着てくれる人に対象を限定することがキーになります。

工夫2：販促用ノベルティの条件は低く設定する

「○○○円以上ご購入でロゴ入り非売品グッズプレゼント！」という企画はよくあるかと思います。非売品がもらえるとなると、すぐに売り切れになってしまうことも珍しくありません。販促としてのTシャツであれば、金額を低めに設定するか、あるいは1点購入でプレゼントや思い切ってご来店でプレゼントなどその店に興味がある人に向けてのサービスにすれば、着てもらえる可能性は高まります。

工夫3：一般ウケするこだわったデザインに

販促用のノベルティTシャツが普段着でも着用可能なオシャレなデザインであれば、それを着て外出した際に多くの人がTシャツを目にすることになります。そうすれば、そのTシャツを見てお店のことを知ったり足を運んだりすれば、広告チラシ以上の宣伝効果が得られます。そのため、販促用だからといって奇をてらうのではなく、一般ウケするこだわったデザインにすることがおすすめです。

販促Tシャツはポイントを抑えてデザインを作成しよう

販促用のTシャツは情報量が多すぎるデザインや、デザイン性の無いTシャツは逆効果を生む可能性すらあるので、注意が必要です。ただ、効果を出すためにはデザインにおいてどんな点を注意すべきでしょうか。以下にポイントをまとめました。

・ポイント1：販促の目的は？
まずは何のために販促品を配布するのかを考えましょう。「リピーター獲得のため」「新規獲得のため」などゴールをはっきりさせることで、掲載すべき言葉が変わってきます。
・ポイント2：ターゲットは？
先ほど広告の例で出したように若年層をターゲットとするのか、外国の方をターゲットとするのか、また男性と女性どちらをターゲットとしているのかで内容は大きく変わってくるでしょう。
・ポイント3：何を伝える？
限られたスペースの中で伝えられることには限界があります。何を伝えたいのかをはっきりさせて、わかりやすいよう簡潔に収めることでより高い販促効果が見込めます。
・ポイント4：相手の印象に残すには？
オリジナルTシャツの色と文字の色などをしっかりと考えてデザインすることでより印象に残るようなデザインにすることができるでしょう。

上記のようにデザインは完全にポイントを絞ることが重要です。そして、情報が不足している分に関しては無理にTシャツのノベリティ戦略だけを考えるのではなく、上手く紙媒体などと使い分けて告知するといいでしょう。一昔前に「続きはWebで」というテレビCMが大流行しましたが、そうした複数の手法を活用したクロスメディア戦略を使いこなすことをおすすめします。

紙媒体と広告Tシャツを上手く活用する

以前からイベント会場などで同じTシャツやジャンパーなどで統一することでイメージを浸透させる戦略は多くの企業で採用されていました。ただ、そうしたイベントを開催する職種の企業だけではないだけに、販促用のノベルティTシャツを使った戦略なども検討してみるといいでしょう。

そして、そうした試みをする場合は、単にTシャツだけで宣伝を行おうと考えるのではなく、多くの媒体を複合して活用することがベストです。事業の特徴によっては、テレビCMやインターネットの広告だけでなく、紙媒体と上手く絡めた戦略をしていくことも試してみる価値があると言えます。