デザイン作成をするためのソフトと言えばIllustratorとPhotoshop。特にIllustratorはデザイン作成をするにあたっての必須ソフトです。ホシミプリントワークスでもデータ入稿はIllustratorもしくはPhotoshopでの入稿をお願いしています。
Illustratorでデータ入稿する場合、線のポイント数は最低でも1ポイント以上を推奨させていただいていますが、推奨より細いポイントでプリントした場合どうなるのか検証してみました。
線の太さの単位【ポイント】とは?
ポイントとは単位のことを言いますが、ほかにもインチ・ミリメートル・ピクセルなどの表記があり文字の大きさの単位にも使われていますが、今回は線の単位について簡単に記載します。
ミリメートルはおなじみの単位でサイズや長さなどを計測する場合に使用されます。インチも画面サイズなどで使われることが多いので馴染みがあるのではないでしょうか。1インチは25.4mmと定められています。ピクセルはWeb上で使用する単位です。
今回使用する単位はポイント。出版物や印刷物で使用される単位で、”pt”と略記され、文字の大きさにも使われていてDTPポイントと呼ばれます。1ポイント=約0.35mmで1mm=約2.83pt。
線で表現できる版下データを作成してプリントする
今回はこちらの写真画像からIllustratorでベクター画像を作成します。写真画像をイラストレーターに配置して画像トレースをします。今回のような線だけで写真を表現するようなものには画像トレースの中でも、写真(高精度)・写真(低精度)・3色変換・6色変換・16色変換・グレーの色合い・白黒のロゴあたりでトレースすると良いです。トレース後、オブジェクトの分割・拡張をして線のデータにしてください。余計な部分を削除したら完成です。
プリントテストしてみよう
今回は推奨とされる1ポイントとさらに細い0.6ポイントでテストしてみました。プリント条件はスタンダードな綿100%の白Tシャツに黒のラバーインクでプリントします。黒のインクはほかの色に比べて発色が良く一番きれいにプリントされる色です。
1ポイント(推奨とされるポイント数)=約0.35mm
推奨ポイントだけあって線ははっきりとプリントされています。拡大すると印刷の再現性がよくわかります。拡大するとその細さが分かりませんが、幅が約0.35mmととても細いです。
0.6ポイント=約0.21mm
こちらも線は細いですが、プリントされています。1ポイントが推奨ですが0.6ポイントでもプリントできることが分かりました。
1ポイントが推奨です
今回、スタンダードな綿100%の白Tシャツに黒のラバーインクでプリントでテストを行いましたが、黒インクはほかのインクよりも発色性がある色です。今回1ポイント、0.6ポイントとそれぞれきれいにプリントされましたが、ほかのインクカラーや生地によっては0.6ポイントではきれいにプリントできなくなることがありますので、推奨である1ポイントを基本にデータ作成を行ってください。また、ラバーインクのほかにもそれぞれプリント手法のコラムに線や抜きの発色プリントサンプルを記載していますので、参考にしてください。
ホシミでオリジナルTシャツを作りませんか?
ここまで記事をお読み頂きありがとうございました。私たちホシミプリントワークスでは、オリジナルTシャツをはじめとした様々なアイテムのプリントを行っております。
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