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ダメージプリントは刷りの力加減で表現する職人技。自然なカスレ具合をデザインする
プリント部分がかすれて古着のような仕上がりにできるダメージプリント。職人の刷り方によって絶妙なダメージを表現します。ダメージ、スーパーダメージとダメージ具合を変えることができるのも魅力です。細かいデザインの場合、発色がまばらになるので注意が必要になります。
ダメージプリントとは
ラバープリントは、しっかりインクを刷って生地にプリントするのが通常ですが、ダメージプリントはあえてしっかり刷らないことでインクが剥がれ落ちたようなダメージプリントを完成させています。
その刷り加減は、とても繊細でインクを乗せすぎるとダメージの表現が出来ず、薄すぎるとデザインがプリントされなくなってしまうので、絶妙な力加減が必要な印刷方法です。普段たくさんのプリントを行っている職人の経験が試される印刷方法と言えます。
基本情報
特性 | 最低 版数 |
濃色 印刷 |
細部 表現 |
---|---|---|---|
油性 水性 |
1版〜上限無し | 可能 | △ |
価格帯 | 短納期 対応 |
最大サイズ (mm) |
生地種別 |
---|---|---|---|
低 | ◯ | 通常版:320×360 最大版:380×480 |
綿 :◯ ポリ :◯ ナイロン:◯ |
ダメージプリントの手法
インクはラバーインクです。ハイメッシュ版を使用し、通常よりもインクを版から落としきらずに刷るとダメージプリントになります。簡単に説明していますが、デザイン全体にダメージプリントを施すのはとても難しく、基本の刷りかたがしっかりとできていて力加減が調節できないとこのようなプリントにはなりません。ほかのプリント手法と比べても職人の技が完成の左右を決める印刷方法と行っても過言ではありません。
ハイメッシュ版とは
通常使用する版よりも、目地が細かい紗を使っている版のこと。
目地が細かいので、通常の版よりもより繊細なプリントが可能になる。
ダメージとスーパーダメージ
ダメージ具合も変えることができます。ダメージは全体的にかすれたような仕上がりに。スーパーダメージはインクが擦れ落ちたような仕上がりに。どちらも刷り方は同じですが、刷る回数を変えています。ダメージプリントは刷り重ねてこのようなプリントに仕上げています。
ダメージプリント 生地が透ける程度のインク量。インクの乗り方もまばらで掠れたような仕上がり。 |
スーパーダメージプリント 全体的にしっかりと発色しているが、手触りはガサガサでインクが剥がれ落ちて劣化しているような仕上がり。 |
ダメージプリントとカスレプリントの違い
プリントが掠れているプリント方法でカスレプリントがあります。どちらもインクが掠れた表現をしていますが、カスレプリントとダメージプリントでは大きな違いがあります。
カスレプリントはデザイン自体にグランジをかけています。そのため、1枚1枚の仕上がりにカスレ具合の差は出てきません。
一方、ダメージプリントはインクの刷り方でダメージを表現しているので、仕上がりは少しずつ変わってきます。
カスレプリントの記事はデザインにグランジパターンを入れてカスレを表現で記載します。
ダメージプリント 刷り方によりダメージを表現しているので、個体差が出る。 |
カスレプリント デザイン自体にグランジをかける。 個体差は無い。 |
ダメージプリントの発色性
ラバーインクを使用していますが、刷り方によりわざとかすれさせているので、インクの乗りが濃い部分と薄い部分が出てきます。ダメージプリントの方がその差は大きいです。
濃色生地、淡色生地どちらにもプリント可能ですが、デザインが細かったり、小さかったりするときれいにプリントすることは難しいです。プリントされない部分があるのがまたダメージプリントの魅力ですが、細かい文字などはご注意ください。
ダメージプリントのメリット・デメリット
メリット |
インクのカスレ具合が自然なため、リアルなヴィンテージ感が出る ラバーインクなのでプリントが剥がれない |
デメリット | 細かいデザインは表現しにくい部分が出てくる |
ダメージプリントのまとめ
- 古着のようなヴィンテージ感が出せる
- インクの刷り方でダメージのあるプリントを表現している、職人技。
- ダメージとスーパーダメージ、カスレ具合が変えられる。
- 細かいデザインはインクが乗らない部分が出てしまうことがある。
Tシャツが新品でもヴィンテージ感が出せるプリント方法。カスレ方も自然で個体差が出ますが、またそれも自然で良いです。ラバーインクなのでインクが剥がれることもありません。Tシャツなども完全に新品のものではなく、ワンウォッシュをかけたものなどにすると、さらにヴィンテージ感のあるTシャツになります。
生産前のサンプル作成や実物プリントサンプルも弊社展示室にて実際に手に取って見ていただくこともできますので、メールまたはお電話にてご連絡ください。
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