不要なTシャツをリサイクル！Tシャツヤーンを作ってリメイクしよう

Tシャツヤーンとは？

Tシャツを糸状に切って作る編み糸のことで毛糸と同じように編むことができます。Tシャツ生地なので扱いやすく、初心者でも簡単に編み物をすることができます。しかも、毛糸よりも糸がしっかりとしているので小物入れやバッグなど、強度がある程度必要な小物もつくることができます。またTシャツ生地は基本的には綿素材なので、季節を問わずに使うことができます。もちろんしっかりと編み込んであるので洗濯も可能です。
不要になったTシャツで、Tシャツヤーンを作って簡単リメイクをしましょう！

捨ててしまうTシャツでTシャツヤーンを作ろう

捨てる部分をなるべく少なく簡単にTシャツヤーンができる作り方です。
つくるときのポイントも解説しているので参考にしながら作成してください。

	今回使用したTシャツです。サイズはレディースMサイズ。不要になったTシャツを使ってヤーンを作って行きます。 生地に穴が空いていたり、破けているものは編み糸の劣化に繋がりますので、できるだけ避けてください。 Tシャツの生地は、柔らかいものの方が編みやすいので、おすすめです。
	Tシャツをこのようにカットします。なるべく、長方形に近い形にすることがポイントです。縫い目のある部分は切り落としてください。
	Tシャツを半分におり、輪になっている方に切り込みを入れます。 上は3cm程度残して切ってください。 幅は、生地の厚さにもよりますが、2.5cm前後が良いです。厚い生地なら細め、薄い生地なら太めが良いです。
	切ったTシャツを開いて、繋がっている部分を交互に切って行きます。切る部分を間違えると、1本の編み糸にならないので、注意しながらハサミを入れましょう。
	1本の紐状になったら、軽い力で引っ張ります。強い力で引っ張りすぎると、糸が硬くなってしまい、編みづらくなってしまうので、注意してください。 切った生地を引っ張ると、裏地が出るようにくるっと丸まります。 せっかくかわいいプリントTシャツだったのですが、裏地がメインになってしまい、すっかり隠れてしまいました。
	折り返しの部分は、余計なところを切り落としてください。 たくさん切ってしまうと、その部分が弱く、細くなってしまうので切りすぎないように注意してください。
	糸と糸を繋げるときは、端の部分に5mm程度の切り込みを入れ、その切り込み部分に反対の糸を通します。長いですが、すべて通しきってください。お互いの糸が交差するようになれば、2本の糸が繋がります。 これでTシャツヤーンの完成です。

今回は幅2.5cmで、Tシャツ1枚から15m程のヤーン完成しました。Tシャツのサイズや、切り幅、引っ張り具合によって完成する長さは変わってきます。
さて、今回作ったTシャツ1枚分のヤーンでどの程度のものができるでしょうか。

Tシャツ1枚で出来るもの

もとは大人が着用している大きさですが、紐状にして編み込むのでさほど大きなものはできません。今回はスマホポーチを作成してみました。鍵棒9mmでこま編みの一番シンプルな編み方です。

横幅は、スマホがちょうどぴったり入るサイズ。こま編みでコツコツ編み込んで行くと、スマホの大きさに少し足りないくらいの大きさになりました。 メンズサイズであれば、Tシャツ1枚でスマホポーチが完成できそうですね。紐は100円ショップや手芸店でお好みのものを着けてください。	違う色のTシャツを少しだけ出して、バイカラーに。留め金は、使えなくなったヘアゴムを着けて完成です。

今回の条件で、スマホケースを1枚でつくるには足りませんでしたが、コースターなら2〜3枚分、小物入れ位であれば、Tシャツ1枚で完結できます。

100円ショップで販売されているTシャツヤーンと比べて、編み心地に大差はありませんが、伸ばすときに力を入れすぎると硬くなって編みにくくなってしまうので、力加減に注意してTシャツヤーンを作ってください。

Tシャツから作ったTシャツヤーン	100円ショップのTシャツヤーン

今回は少し糸を引っ張りすぎてしまい、編み目が詰まって固めになってしまいました。
力加減は難しいですね。

要らなくなったTシャツで簡単にリメイクできるTシャツヤーン。編み方も簡単なので、親子で作って見ても良いですね。

今回使用したTシャツ

United Athle　5745-04 4.7oz　ファインジャージーガールズTシャツ ここ最近のトレンドである細身でスタイリッシュな形。デコルテラインも程よく空いていて、女性らしいシルエットが演出できるTシャツです。