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冬場の必需品、使い捨てカイロ!
身も心も凍えるような真冬は、体の芯まで冷えてしまうものです。特に冷え性などの女性は手足の先が冷えてしまうことが悩みの方も多いはずです。そんな冬場に体を温めるための手段として有効なのがホッカイロに代表される使い捨てカイロです。持っていたり、貼っていたりするだけで熱を持つ不思議なこの“冬場のお供”は、どんな使い方をするのがベストなのでしょうか。そこで今回は、使い捨てカイロの仕組みからその種類、効果的な使用法などを紹介します。
なぜ使い捨てカイロは温かいのか?
冬場になるとコンビニやドラッグストアの店頭で必ず見かける使い捨てカイロ。10個、20個とまとめ買いをされる方も多いのではないでしょうか。種類にもよりますが、持続時間も最長で20時間程度続くものもあります。また、最近ではクーラー病対策として夏でも利用されるなど一年を通して活躍しています。
老若男女問わず誰もが当たり前のように使っているこの使い捨てカイロ。しかし、その構造や仕組みについてくわしくご存知の方は少ないはず。使い捨てカイロが温かくなる理由、それは簡単に言うと酸化熱です。使い捨てカイロには鉄粉、食塩水をしみ込ませた石粉、活性炭、木粉などが入っています。これらが空気に触れることで鉄粉が空気中の酸素と結合し、錆びていく過程に出る酸化熱を利用して温かくなります。
通常、鉄が錆びるには時間がかかるため、その過程で温かさを感じることはありませんが、使い捨てカイロは、鉄を小さい粉にすることで酸素に触れる面積を大きくし、さらに石粉、活性炭、木粉などの力を使い錆びるスピードを速めています。その結果、短時間で急速に温かくなるのです。
有名なホッカイロは興和株式会社の製品
現在、使い捨てカイロはさまざまなメーカーから販売されています。もともとカイロを製造しているメーカーもあれば、使い捨てカイロが登場してから新規に参入したメーカーまで、本当に数多くのメーカーが使い捨てカイロを扱っています。
今回題材に挙げている「ホッカイロ」も使い捨てカイロの中では、誰もが知っている有名な商品です。もともとは使い捨てカイロ業界大手の株式会社白元が製造販売していましたが、2014年1月15日に医薬品製造販売を行っている興和株式会社が「ホッカイロ」の国内販売事業を買収したことにより、現在は興和株式会社が製造販売を行っています。
冬場で体を温める使い捨てカイロと言えば、誰もが「ホッカイロ」と答えるだけにその名は定着し、代名詞的な存在になっています。今後も女性を中心に冬場の冷えにお悩みの方に温かさをもたらす貴重な存在として、活躍し続けることでしょう。
さまざまなタイプがあるホッカイロ
使い捨てカイロは発売開始当時、袋から出したらしばらく手で揉んで温かくしてから使用するものでした。しかし、その後、使い捨てカイロは進化を遂げ、今では袋から出して軽く数回振るだけで温かくなるようになっています。また以前は温かくなったら洋服のポケットなどに入れ、手を温めるだけのものでしたが、1988年ごろから洋服に貼るタイプのものが発売され、その用途はさらに広がっています。
ホッカイロもさまざまな種類があります。貼るタイプは持続時間約12時間(ミニは約10時間)で最高温度は63度(平均温度は53度)。貼らないタイプは持続時間約20時間(ミニは約10時間)で最高温度は70度(平均温度は55度)です。ほかにも主につま先を温める靴や靴下用(共に持続時間約9時間)があります。
ホッカイロで効果的に温まる箇所とは?
現在では貼らないタイプよりも貼るタイプが主流となっている使い捨てカイロ。その理由は貼らないタイプに比べ温められる範囲が広がるからですが、では体のどの部分に貼ると効果的に温まるのでしょう。以下におすすめの場所をご紹介します。
おすすめの箇所1:肩甲骨
肩甲骨周辺、背中の中央のやや下辺りに貼ることで全身が温まります。風邪予防にもおすすめです。また肩甲骨の間、首や背中を覆う僧帽筋首に沿って貼ると肩や首のこりを緩和できます。同様に背中の中心よりやや下、ウェスト周辺の少し盛り上がった部分に貼ると腰のこりが緩和されます。
おすすめの箇所2:仙骨
仙骨とは、骨盤の中央にある手のひら程度の大きさで逆三角形の形をした骨です。お尻の少し上辺りにあります。ここも肩甲骨同様に全身を温めることができます。また女性の場合、生理トラブルにもよいようです。
おすすめの箇所3:丹田
へその下、指3~4本分の位置にある丹田。ここには全身の気が集まるツボと言われており、体を温める効果もあります。また仙骨同様に生理トラブルや便秘にもよいとされています。
おすすめ箇所4:足の内側
内もも部分に貼ると下半身の冷えに効果があります。また腰痛の緩和にも役立ちます。
ホッカイロは見えると多少幻滅する?
貼らないタイプに比べより広範囲を温められる貼るタイプのカイロ。しかし、特に女性にとって体を温めることが重要であると同時に、できれば周りから貼っていることを気づかれたくないと考えるのではないでしょうか。それも意中の男性とのデートや、多くの人と顔を合わせる職場などの環境で、カイロを貼った姿を見られると「幻滅されるのでは?」と心配になるはず。ただ、だからと言って、寒さが辛い冬をカイロなしに過ごすのも厳しいことは間違いありません。
外出先で厚着をしているときであれば問題ありませんが、オフィスや家の中で使う際はコートやマフラーなどを着用していないため貼る場所によっては周りから見えてしまうこともありえます。特に首や肩周り、太ももの内側部分に貼る際には、鏡で洋服からはみ出していないかをしっかりとチェックするようにしましょう。
また、人に見られて恥ずかしいと思うようなシーンでは貼るタイプではなく、手のひらサイズの簡易的な持ち運びタイプを選ぶようにしましょう。患部に当てて少しの間、必要箇所を温めることができ、さらにカイロが貼りつけてある恥ずかしい姿を見られる心配もありません。
自分に合ったカイロ選びから始めよう
使い捨てカイロはすぐに温まることができて、その後は普通に捨てることができる便利なアイテムなだけに女性を中心に冬場の必需品としている方も多いはずです。腰や背中など、全身が温まりやすい箇所に貼るとさらに効果が増すようなので、特に寒い日は人から見えない箇所に貼るホッカイロをつけるといいでしょう。プラスして貼るタイプではないものも常備していると、いざというときに手元を温めることもできます。使い捨てカイロを効果的に活用し、寒い冬を上手に乗り切りましょう。
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