画像の解像度とはなにかご存知ですか?
インターネットなどを閲覧していて、画像がぼけていたり、粗かったりして「見づらいな」と感じた経験はありませんか? それは画像の解像度が原因です。解像度は画像の鮮明さを表しており、Tシャツ作成の際に入稿したデータの質が低いと、思ったような仕上がりにならないケースもあります。そこで今回は画像の解像度とはなにか、そして解像度によってTシャツの仕上がりにどういった違いがあるのかについてご説明します。
ご存知でない方のための「解像度」解説
私たちがパソコンや写真などで見る画像は、すべて小さな点の集まりで構成されています。解像度とはその点の密度を数字にして表したもので、単位は「dpi」です。具体的には1インチがいくつに分けられているかによって解像度は決まります。たとえば1インチの1辺に点が30個並んでいれば30dpiということになります。
このdpi、当然ながら数が多ければ多いほど画像が粗もなく鮮明になります。ただし高ければよいというものでもありません。なぜなら解像度はある程度の高さを越えると肉眼では見分けが付かなくなるからです。また解像度を上げ過ぎてしまうと、データとして重くなってしまい、たとえば業者にデザインデータを送るにもメールでは送れなくなってしまうなど、非常に不便になってしまいます。
その画像を何で見るかによって適正な解像度は変わってきます。パソコンのモニターで見るのであれば、71~96dpiぐらいが適正な解像度です。そしてTシャツに使う画像データであれば300dpi以上が適正な解像度です。
解像度によって変わる仕上がりのきれいさ
では実際にデザインデータをTシャツの印刷する段階で、解像度の高さによってどの程度、仕上がりが変わってくるのかについてご説明します。ポイントはパソコンのモニターで見たときと、実際に印刷したときの見た目の違いです。
パソコンのモニターでは71~96dpi程度の解像度でも、画像がぼやけていたり粗が目立ったりといったことはありません。しかし通常、Tシャツにプリントする際にはデータを拡大することになります。そのため解像度を確認せずに、そのまま業者にデータを引き渡してしまうと、印刷したときに文字にギザギザができたり、画像がぼやけてよくわからなくなったりといったことになってしまいます。
解像度は画像加工ソフトなどで確認することができますので、業者に引き渡す前に必ず確認し、解像度が低い場合は改めてデータをつくり直すようにしてください。
データ入稿する際の解像度には注意を
どんなに腕のいい業者にオーダーしたとしても、解像度の低い画像やデータしかない場合は、思い通りの仕上がりとはほど遠くなってしまう可能性もあります。また、作成した画像の解像度は後から大きくしたり小さくしたりといったことができません。そのため、つくりたいデザインが明確にある場合は、あらかじめ解像度の高いデータを用意しましょう。
解像度の基準がどうしてもわからない場合は、その旨も業者に相談することをおすすめします。せっかくオリジナルのTシャツをつくるのだから、妥協のないようにクオリティにこだわって作成しましょう。
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